2007年 05月 02日
最近読んだ本で感銘を受けたのが「日本の食と農」(神門善久 NTT出版)。昨年話題になった本で、書店でも表題が気にはなっていたが、ようやく取り組めた。第28回サントリー学芸賞も受賞している。国家安全保障における日本の食料自給率の低さには個人的にも危機感をもっているあたりが興味の端緒かもしれない。とにかく農業を礎に歩んできたはずの国家が、乱開発、荒れ果てた農地、農業離れ、大規模農業の困難さ等の現実を前に、自らの糧を自給できないという異常事態にはかねてからギャップを感じていた。はじめて農政というものに興味を持った。そんな課題意識に十分すぎるほど答えてくれる本である。内容は、甘やかされた農家の実態、農協の弊害、見せかけの農政、歪んだ農地行政と手厳しい。ただ著者自身農政学者でありながら、地方の農家の生活と密着して育っているため人一倍農業に対しての愛着も感じられることが救いか。
まさに時同じうして安倍政権でも「21世紀新農政2007」という新組織をつくり、農地集約の加速による大規模農業の振興をはかる方針が出された。確か小泉政権でも「郵政民営化」「道路改革」以上に手をつけたかったことは「農協改革」だったといわれている。ただ自民党の集票マシーンである農協には、さすがの小泉純一郎も簡単には手をつけれなかったようだ。もし手をだしていれば、本当に自民党はぶっ壊れていたであろう。是非読んでいただきたいお薦めの一冊である。
まさに時同じうして安倍政権でも「21世紀新農政2007」という新組織をつくり、農地集約の加速による大規模農業の振興をはかる方針が出された。確か小泉政権でも「郵政民営化」「道路改革」以上に手をつけたかったことは「農協改革」だったといわれている。ただ自民党の集票マシーンである農協には、さすがの小泉純一郎も簡単には手をつけれなかったようだ。もし手をだしていれば、本当に自民党はぶっ壊れていたであろう。是非読んでいただきたいお薦めの一冊である。

